kaedeasset記事 · Notes霧走町 流氷に眠る

刑事ドラマが好きな人へ

For fans of detective dramas

 D05-2-P10-for-detective-drama-fans・遊ぶ人向け・霧走町 流氷に眠る(遊ぶ人向け)

推理アドベンチャー自然言語処理遊ぶ人向け

『霧走町 流氷に眠る』を、誰に遊んでほしいか。
刑事ドラマが好きな人。文庫で刑事小説を読むのが好きな人です。

派手な銃撃戦も、天才的なひらめきもありません。
小さな港町で、刑事が一人ずつ話を聞いて回る。
食い違いを見つけて、もう一度訪ねる。
その積み重ねで、事故とされた死の形が変わっていく。
そういう話が好きな人に向けて作りました。

参考にしている方向は、佐々木譲さんの『制服捜査』です。
地方の町で暮らす人たちと、警察。
その町の人間関係と、共同体の沈黙。
同じところまで届いたとは言いません。
目指している方角として、名前を挙げます。

霧走町の人たちは、誰もが生活者です。
網を繕い、店を開け、宿の帳場に座っている。
事件の話を聞きに行くことは、その暮らしの途中に割り込むことでもあります。

「拒まれているわけではなかった。招かれているわけでもない。誰かの暮らしの途中へ入る仕事なのだと、曇った窓に映る自分の手帳を見て思った。」

刑事の側にも、聞き方の流儀があります。
港で船長と網の話をした場面の地の文です。

「その返事に、事件の話を重ねたくなった。やめた。仕事のことを聞かれたから答えた人間に、最初から罠だったと思わせる必要はない。」

この町では、人が死ぬような事件はめったに起きません。
駐在の堂本はこう言います。

堂本「盗みも喧嘩も、めったにありません。……だから今回は、こたえとります」

分かりやすい悪役は置いていません。
町の人が隠しているのは、それぞれ別の、小さな事情です。
それが重なった先に、一人の死がある。

小説との違いは、聞くのがあなただということです。
選択肢はなく、聞きたいことを日本語で入力します。
読んでいて「自分なら、こう聞きたい」と思った言葉が、そのまま次の一手になります。

文庫本を一冊読むように、腰を据えて遊んでもらえたらうれしいです。
全三章で、三時間ほどの話です。

第一章は、ブラウザで無料で遊べます。
一時間ほどで、第一章の終わりまで届きます。
入口は、プロフィールのリンクから。

#推理アドベンチャー #自然言語処理