時刻も名前も、覚えなくていい
You don't have to remember times or names
D06-1-P11-notebook-remembers・遊ぶ人向け・霧走町 流氷に眠る(遊ぶ人向け)

時刻も、名前も、覚えておかなくていい。
聞いた話は、手帳が覚えています。
画像は、手帳の「人物」の札を開いたところです。
四行が並んでいます。
堂本「二月十五日、死亡推定は20時から22時。後頭部の挫傷で…」
通報は0時12分。岬の言う発見時刻23時半とは40分の空白
佐伯「十五日の夜は10時まで番屋で飲んでいた」
ハル「佐伯さんは8時前に帰った」
どの行にも、どこで、どう分かったかが付いています。
「駐在所 / 聞き取り」
「港と船小屋 / 聞き取り」
「食堂「番屋」 / 聞き取り」
一行を選ぶと、右に中身と出所が出ます。
誰が言ったことか。
刑事が自分の目で調べたことか。
それを混ぜないのが、手帳の決まりです。
食堂の女将も、そこは念を押してきます。
ハル「あたしが言った以上のことは、あたしが言ったことにしないでおくれ」
刑事「はい。そこは分けます」
手帳には札が六つあります。
「最新」「人物」「場所」「物・記録」「出来事」「提示した推理」。
聞いた証言、現場で調べたこと、起きた出来事、自分が言った推理。
捜査で分かったことは、何もしなくても、この中に入っていきます。
会話のあいだは、話を追うので精一杯です。
けれど手帳で並べて読むと、通り過ぎた一文が気になってきます。
画像の下の二行を見てください。
同じ夜の、同じ人のことです。
もう一つ。
第一発見者の若い漁師が見つけた時刻と、通報の時刻。
その間に、40分があります。
駐在の堂本は、行き詰まったときにこう言います。
堂本「手帳を見返してみるのはどうです。証言同士が食い違っとるところが、突破口ですよ」
堂本「人の話と、記録と、現場。三つを突き合わせるのが基本ですな」
メモ帳を横に置かなくても遊べます。
読み返して、気づいて、次に誰のところへ行くかを決める。
手帳は、そのための道具です。
『霧走町 流氷に眠る』の第一章はブラウザで無料。
プロフィールのリンクから、手帳を開いてみてください。