食い違いを、相手にぶつける
Confront them with the contradiction
D06-2-P12-type-the-contradiction・遊ぶ人向け・霧走町 流氷に眠る(遊ぶ人向け)

佐伯は「10時まで番屋で飲んどった」と言った。
女将のハルは「8時前には帰った」と言った。
佐伯「十五日の夜なら、10時まで番屋で飲んどった。それだけだ」
ハル「佐伯さんなら来てたよ。……8時前には帰ったけどね。珍しく早かった」
同じ夜の、同じ人の話です。
二時間、合いません。
駐在の堂本も、二つを並べて首をひねります。
堂本「八時前と、十時」
堂本「……同じ晩の話とは、思えませんな」
食い違いに気づいたら、それを本人にぶつけます。
ぶつけ方も、日本語入力です。
画像は、港に戻って、佐伯に向けてこう入力したところ。
まだ「送信」を押す前です。
「番屋を出た時刻が話と違います。女将は八時前だと言っている」
何と食い違っているのか。
誰が、何時だと言っているのか。
それを言葉にして突きつけます。
ここで、誰の話か、何時なのかを言わずに迫ると、どうなるか。
佐伯「……嘘、だと」
「佐伯は網を置いた。目は逸らさない。」
佐伯「何と違うんだ。誰が、何時だと言っとる」
佐伯「そこを言えんうちは、わしの話は変わらん」
根拠のない問い詰めでは、話は動きません。
これは刑事ドラマでもよく見る場面だと思います。
何を持っているかを示して、はじめて相手は追い込まれる。
強い口調で迫ると、別の顔が出ることもあります。
佐伯「……おい」
「佐伯が初めて手を止め、こちらを正面から見た。目つきが変わっている。」
佐伯「わしを疑うんなら、証拠を持ってこい。それまでは何も言わん」
どう言うかで、相手の構えが変わる。
問い詰めるのも、静かに事実だけを置くのも、入力する人しだいです。
では、時刻と、誰が言ったかを添えて、この一文を送ったら。
佐伯がどう返したかは、明日の昼に。
その前に、自分で確かめることもできます。
『霧走町 流氷に眠る』の第一章は、ブラウザで無料で遊べます。
プロフィールのリンクから、港へ。