宿の主人に、朝飯の時間を聞く
Asking the innkeeper what time breakfast is
D09-2-P18-morning-at-the-inn・遊ぶ人向け・霧走町 流氷に眠る(遊ぶ人向け)

宿「潮見荘」の主人、源三に、事件と関係のないことを聞いてみました。
▶「朝食は何時からですか」
源三「風呂は十一時まで、飯は七時からだよ」
源三「寒けりゃ言っとくれ。布団はいくらでもあるでね」
聞いたのは朝飯のことだけです。
返ってきたのは、風呂の時間と、布団の心配まで。
この宿の主人は、聞かれたことに、少しだけ先回りして答える人です。
画像の上のほうに、緑の行が一つ見えます。
記録:事件: 漁協組合長・戸倉誠一が防波堤で死亡。署は事故と見ている。駐在の堂本が話を聞きたがっている
宿に着いたとき、最初に手帳に残る一行です。
刑事が何をしに来たのかは、ここに書いてあります。
けれど、着いてすぐ事件の話ばかりをしなくてもいい。
刑事は、札幌から汽車を乗り継いで着いたばかりです。
靴は雪で濡れています。
着いたとき、源三はまず、こう言いました。
源三「そこに置いときなさい。濡れたまま部屋へ持っていくと、朝まで乾かん」
源三「濡れたものは、乾くところへ置く。それだけ覚えとけばいい」
布団のことも、重ねて聞いてみます。
源三「夕飯のあいだに敷いておくよ。……昔から、そうしとる」
源三「足りなけりゃ言っとくれ。押し入れにいくらでもあるでね」
部屋の数を聞くと、宿の今がわかります。
源三「五部屋あるがね、使っとるのはあんたの一部屋だけだよ」
源三「好きに使っとくれ。掃除は入れてあるでね」
宿の中を見せてもらうと。
源三「どうぞどうぞ。見せるほどのもんは無いがね」
「帳場に古い柱時計。廊下は五部屋ぶん、そのうち四部屋は空いている。」
泊まっているのは、刑事一人。
冬の宿の、静かな帳場です。
画像の灰色の行は「理解した行動:雑談として受け取った」。
朝飯の質問を、事件の話ではなく、ふつうの会話として受け取った、という印です。
雑談は手帳には残りません。
それでも、町の人はちゃんと答えます。
聞き込みは、この帳場から始まります。
朝飯の時間を聞くのも、刑事の最初の一手です。
『霧走町 流氷に眠る』の第一章は、ブラウザで無料で遊べます。
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